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2022年 3月 31日 春休みです!志望校について考える時間を作ってみよう!

こんにちは!担任助手1年の七ケ所です。

今日は3月31日。3月があっという間に終わってしまいましたが皆さんはどう過ごしたでしょうか。

春休みは学校の授業がないので、普段よりも自分と向き合う時間を多くとることができると思います。

私は高校2年生の春休みに自分と向き合う時間を作ったことによって、第1志望校を決めることができました。

ということで、今日は「志望校について考える」ということについてお話ししたいと思います。

 

 

志望校を決めるということ

みなさんは「本当にここに行きたい!合格したい!」と思えるような志望校はありますか?

大学受験はつらくて長い、自分との戦いになりますがそれを乗り越えるのには何といってもモチベーションが必要です。その、モチベーションとなるのが「第1志望校」になります。

ここで、私の経験を少しだけお話させてください。

私は高校2年生の2月から3月にかけて、急に勉強のやる気がなくなりました。東進に来ても、淡々と受講をこなすだけでそれ以上の勉強をしようという意識がありませんでした。気付けば「何のために私は今勉強をしているんだろう」と思うことが増えるようになっていました。

なぜこんなにも勉強に身が入らなかったのかというと、簡単に言えば「志望校への不安があった」からです。

私は当時、ある大学の経営学部を第1志望に掲げていたのですが、「なぜ経営学部を志望したの?」「経営学部に入って、何を学びたいの?」と聞かれたときにうまく受け答えができませんでした。それをきっかけに私が学びたい学問は経営ではないということに気付き、不安感を覚えるようになりました。

これをきっかけにして勉強に身が入らなくなりました。

このままではだめだと思った私は、その日から一日に1時間前後で自分と向き合う時間を作って将来について考えるようになった結果、無事に志望校が決まってまた受験勉強のスタートを切ることができました。

 

ここから言えるのは、志望校は受験勉強の一番のモチベーションになるということです!!大切な選択を、この春しっかり時間を取ってしてみるのはどうでしょうか?

 

志望校の決め方(あくまでも一例)

①自分と向き合う時間を作り、自分について考えてみる

私の場合は自分がこれから何をしたいのかがごちゃごちゃになってわからなくなってしまったので紙に書き出す作業をしました。

1日に30分~1時間くらい時間を取っていたと思います。

・自分がほんの少しでも興味のあること

・興味があるかつ、学問につなげられそうなこと

・将来やってみたいこと。気になっていること。

・学問の分野について調べてみる

 

まずは上記の4つのことをひとつずつ検討していきました。単語を書き出すだけでもいいので、紙に書くのをお勧めします。この作業を経て私は「地方創生」「地域」「地方行政」などに興味を持っていることに気が付きました。

 

②自分の興味があることが学べる学部や大学を調べてみる

自分の興味関心について知れたら、次はインターネットや本を使って調べる作業に入ります。

私は実家から通える範囲で、地域に関連したことが学べる学部をインターネットを使って調べていきました。

ここでポイントなのですが、

〇その学部でどんな教授の授業が受けれるのか

〇どういった授業があるのか

この二つを、大学のパンフレットを取り寄せて調べるようにしていました。

その教授の専門分野や得意としている分野が記載されていることもあるので、パンフレットの隅々まで見るといいです。意外とこの作業をやっていない人が多いのですが、大学に入ったら「あれ?なんか思ってたのと違う」という事態になりかねません。やってみてください!

 

③いくつかピックアップした中で、自分が「一番行きたい!!」と思えるところを第一志望校に選ぶ

私は最終的に3つの大学に絞り込みましたが、大学4年間のカリキュラムや教授、校風や通いやすさなどを熟考した結果、今通っている青山学院大学のコミュニティ人間科学部を第1志望校に掲げることにしました。

結果的にここを第1志望にしたことで、勉強へのモチベーションが最大限に高まって、4月から最大限の勉強量を確保し、学力をつけることができました。

 

以上、簡単に一例をお話ししましたが、もう一度。

春休みが一番自分と向き合うことのできる時期です!!!

もし、志望校が固まっていなくて勉強へのモチベーションが高められない人がいたら、参考にしてくれるととてもうれしいです!皆さんのことを応援しています!!!

 

担任助手1年 七ケ所萌佳

 

 

 

2022年 3月 30日 東進を巣立ちます(宮本)

こんにちは担任助手の宮本悠生です。2022年4月24日をもって東進ハイスクール卒業します、担任助手一年の宮本悠生です。

卒業に際して、勝手ながら私の受験時代と皆さんに伝えたい事ついて述べさせていただきます。一読していただけると幸いです

目次

・受験生時代

・皆さんに伝えたいこと

 

 

受験生時代

 私は東海大学付属相模高等学校に通っていました。ほとんど受験へのサポートがない高校です。もともと勉強は苦手ではありませんでしたが、サッカーに打ち込んでいたため、高校一年生の時はほとんど勉強をしていませんでした。そのため、他の受験生に大きな遅れをとっていました。大学受験と向き合わなければならないことはわかっていたはずです。しかし、弱みから目を背けたくなる人間の心理と高いプライドから、勉強を意識的に遠ざけてしまっていました。また、高校にスポーツ推薦で入学したことも、自分に根拠のない余裕を与えていたのかもしれません。

 大きな転機が訪れたのは、一年生の終わりごろ。今まで本気で打ち込んできたサッカーができなくなってしまいました。腰椎分離という大きな怪我の影響で1年間のケガとの戦いです。本気で打ち込んでいたものが急に取り上げられてしまうのは、なんとも空虚なもので、自分の努力が泡のように溶けていくような気持ちになりました。定型分のような表現ですが、「大事なものは失ってからその大事さに気づくもの」で、自分のとってサッカーがどれだけ大切なものだったか気付かされました。なかなか、サッカーを失ったショックから立ち直ることができず、拗ねていたのを思い出します。それと同時に今まで、勉強ができなかったことをサッカーのせいにしてしまっていたことことをとても後悔しました。こんなのもかけがえのないものを勉強ができない言い訳にしてはいけないと思いました。これが私が勉強に奮起するきっかけになりました。

2年生になり、対面の塾に通い始めました。とりあえず英語を完璧にしようと思い、英語の授業をとりました。ただ、やる気だけでは、遅れは取り戻せません。歴然とした差を埋めるためには、相当の努力が必要でした。さらに、2年生は勉強だけではなく、部活も頑張ると心に決めていたので、リハビリも全力で行いました。授業終了後、病院で治療をうけ、体幹トレーニングやランニングを行い、塾に行くという毎日を繰り返していました。今思うと、とてもハードな部活と進学校の受験生との歴然の差からの焦りに見舞われ、とても大変だったなと思います。当時の私は必死に必死に食らいついていました。幸いにも素晴らしい先生方や仲間に恵まれ、着実に学力を伸ばすことができました。

高校3年生の春、部活を引退し、受験勉強にフルコミットする事に決めました。顧問の先生方は、快く引退を承諾してくださいました。もちろん部活は続けて欲しいけれども、休み時間や部活後の空いた時間に参考書を開き、勉強していた姿を見て応援したくなったとおっしゃっていただき、引退後もサッカー部の一員として、名前を残していただきました。本当に感謝しかありません。部活引退と同時に、東進藤沢校に入塾しました。現代文と世界史の授業を取りました。

ちょうどその頃、コロナウイルスが蔓延し始め、高校にも塾にも登校することができなくなりました。やはり、学校や塾での勉強と比べ、家でも勉強は質が落ちてしまいます。誰かに見られている環境の方が集中力が持続しますよね。私も自宅での勉強はなかなか捗らず、苦労しました。その中でどうしたら、集中して勉強し続けられるかをよく考えました。絶対に6時に起きて、勉強を始めたりスマホを物理的に封印したり、特別なことではありませんがいろいろ工夫しました。緊急事態宣言の期間、質の高い勉強をし続けられたとはいえないかもしれません。しかし、この期間を過ごしたことで、自律して勉強ができるようになりました。

私の学校は受験のサポートはいっさいしてくれませんでした。付属校なので、高校で習う最低限の範囲を卒業時までに修了させればOKだったので、授業の進度は遅く、これといって受験に役立つ授業はありませんでした。ほとんどの生徒が内部進学をするため先生方も受験勉強をしている生徒はイレギュラーだからサポート体制は取らないというスタンスです(幸いにも私の担任や顧問の先生方はたくさんサポートしてくださいました)。もっと受験勉強に時間を割きたいと気持ちが強かった私は、教科担任の先生に直談判し、「授業でやることを早く終わらせれば、内職しても良い」という約束を取り付けました。隠れて内職することもできましたが、このような約束をしてよかったと思います。あまり私が受験することを快く思っていなかった先生方も、次第に応援してくれるようになりました。東進では担任の松永さん、副担任の朽木さんにお世話になりながら、着実に勉強を進めることができました。自分の勉強を貫き通しながら、担任助手の方々のアドバイスを受け入れて勉強を進めることで、自分に合ったペースややり方を見つけることができました。両親もたくさん支えてくれました。最初は安全な内部進学や指定校推薦を進めてくれていましたが、私が本気で受験に挑戦したいことを知り、金銭面や精神面でサポートしてくれました。

たくさんの人に支えながら、勉強を続け、なんとか第一志望校の早稲田大学に合格することができました。もちろん自分の努力が報われてとても嬉しかったです。でも、それよりも支えてくれた方々が私の合格を自分のことのように喜んでくれたことがととても嬉しかったです。受験後同じように誰かの受験勉強生活の支えになりたいと思い、担任助手になりました。

 

 

皆さんに伝えたいこと

自分の弱さを知ること

自らの弱みに向き合うことは簡単なことではありません。人にもよりますが、それなりの覚悟が必要だと思います。しかし、自分の弱さをしり、向き合い、克服しようとすることで人は成長すると思います。時には自分の弱さに心が痛み挫けそうになることもあるかもしれません。しかし、挫けそうになることは悪いことではありません。辛い時は一度立ち止まり、内省し、また歩き出して欲しいです。弱さを受容し、前を向いてください。

 

どんな状況でも誠心誠意頑張り切ること

人間は必ず、時として、逆境に立たされます。自分が考えてもいなかったような追い風に吹かれることがあるかもしれません。しかし、そんな時こそ、自分がやるべきことを見つめ直す、情熱を持って試練に立ち向かうべきだと思います。苦境に佇んでいるからといってそうやるべきことが変わるわけではありません。そうやって誠心誠意、頑張っていれば、自然と周りが手を差し伸べてくれるはずです。皆さんの姿が周りの環境に良い方向に持っていくことが大切です。

 

感謝の気持ちを持つこと

今皆さんが勉強に勤しむことができるのは、周りの人が皆さんのために手を差し伸べてくれているからです。家族や学校の先生友達。皆さんのためなら少しくらい苦労を厭わない人たち。そんな人たちに感謝の気持ちを持って欲しいです。そして、それをことばにして伝えて欲しいです。

 

 

むすびに、1年間、本当にお世話になりました。とても楽しかったです。出会えた皆さんに感謝しかありません。ありがとうございました。

 

担任助手1年 宮本悠生

 

他の担任助手の卒業投稿->

今川さん

大道さん

佐藤菜々さん

小西さん

菊池原さん

加藤さん

 

 

 

 

 

2022年 3月 30日 スペイン語について語ります(猪俣)

 

3月に入ったというのに寒い日はとても寒いですね。

担任助手新2年の猪俣遼介です。東京外国語大学に通っています。

3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

そして晴れて大学に進学されるみなさん、大学生活の準備は万端ですか??

第二外国語は決まりましたか?

大学のカリキュラムの大きな特徴として第二外国語があります。

今までは外国語といえば英語一択だったと思いますが、ほとんどの大学では英語プラスαの言語を学ぶことになります。

今日は第二外国語として人気の言語のひとつ、そして私の専攻言語の

スペイン語について熱く語りたいと思います。

 

1.東京外大でのスペイン語

今日のテーマは「第二外国語」ですが、実は私にとってのスペイン語は第二外国語ではなく

「専攻言語」です。つまり「第二」ではなく「第一」なのです。授業はなんと週に5時間!

毎日一コマのペースであります。これだけ授業数があればある程度のレベルまでしゃべれるようになります(なるはずです)。

 

2.スペイン語は簡単!?

スペイン語は日本語に似て簡単だとよく言われます。

これはあながち間違っておらず、難易度で第二外国語を選ぶのならば私は間違いなくスペイン語を推します。

ではどこが日本語と似ているのでしょうか?

一つ目に発音です。スペイン語はローマ字読み(カタカナ読み)です。

基本的に一子音+一母音なので初心者でもそのまま音読できてしまうわけなのです。

英語を学習してきたみなさんは「なんでこんな読み方するの?」と思う単語が一つや二つではなかったはずです。

なぜナイフはknifeなどという書き方をするのでしょうか。 

Psychologyなんて読めませんよね。

でもスペイン語にはそんなものはありません。純粋無垢にローマ字読みをすればよいのです。

二つ目は語順の適当さです。英語はまず主語が来て、次に動詞が来て…というように厳しい語順がありました。しかしスペイン語は主語がどこに来ても、そしてなくてもいいのです。

日本語では主語の省略や倒置がしょっちゅう起こりますよね。スペイン語も同じです。

変な例えですが、スペイン語ではI go to school でも、Go to school でもGo to school Iでもいいわけです。

 

 

3.スペイン語の優位性

勉強のしやすさも重要ですが、役に立つかどうかも重要な視点です。

せっかく勉強したのなら将来使えたほうがいいですよね。

スペイン語はその観点からもおすすめできる言語です。

なぜなら使用されている国がたくさんあるからです。

スペインはもちろん、メキシコや南米でも広くスペイン語が使用されています。

日本から距離では遠いですが、経済成長の余地がある南米は日本企業の投資先にもなっています。

 

4.スペイン語特有のオモシロポイント

①エクスクラメーションマーク(!)、クエスチョンマーク(?)は文頭にも置く。

ふつうは文末のみですよね。スペイン語は挟むのです。

¡Qué bueno! (なんて素敵!)

¿Cómo te llamas? (お名前は?)

など。

 

②見慣れない文字ñ(エニェ)

英語になくスペイン語にある唯一の文字です。かわいいですね。

よみかたはエニェです。Ña, ñi, ñu, ñe, ñoとなります。

 

このくらいです!逆にあとは普通の英語と同様です。簡単ですね。

 

5.まとめ

以上のようにスペイン語は日本語にも似ており、発音もしやすく勉強しやすい言語だと言えます。

ぜひ、第二外国語を選ぶときの参考にしてくださいね。

 

2022年 3月 29日 学部の疑問を解消!文系編~!!

皆さんこんにちは!東進ハイスクール藤沢校一年担任助手の小林将一郎です!!

文系で学部選びを悩んでいる皆さんなら「経済学部と商学部って何が違うんだ?」とか、「政治学は何学部で学ぶんだ、、?」と思ったことが、一度はあるのではないでしょうか?

今回はそんな皆さんのf疑問に応えるべく、ややこしい文系学部の違いなどについてご紹介していこうと思います!!

 

 

 

1.経済学部・商学部・経営学部の違い

よく聞くのが経済学部と商学部って何が違うんだ?とか、経営学部は商学部に含まれるんじゃないの?といった疑問です。経済学部の自分としては是非皆さんに知ってほしいなと思います。

まず、経済学部は世の中の経済の流れや経済理論、金融や財政と言った「大きな視点で経済を考える」ことが中心の学部です。わりと”学問”という感じですね。

ですが!この学部で扱う分野は経済に関する全てのものの根幹に繋がっており、後述するマーケティングや経営戦略を考える時も通らすにはいられない学問なのです!!!

経済学、、、侮れないですね。

就職先で人気なのは外資や銀行、財務省などでしょうか。すごーい。エリートですね。

 

次に、商学部について説明しましょう!商学部とは主にマーケティングについて扱う学部になります。マーケティングって何?って感じですよね。

(マーケティング研究のサークル代表の私ですら詳しく説明はできません笑)

マーケティングとは「価値あるプロダクトを提供するための活動や仕組み」であり、「顧客・クライアント・パ^トナー・社会にとって価値あるものを、創り伝え届け交換するための、様々な活動・プロセス・組織」がマーケティングと呼ばれる、、、らしいです。分からん笑 何を言っているんだか。

つまり、簡単に言うと商品やサービスについて製造から販売まで、そのすべての行程について扱うのが商学部!、、、というわけです。このように聞くとかなり広範囲な分野なように聞こえますが、商学部の内容は経済学から派生したより実践的な学問であり、法学部や文学部と比べてやや毛色が違う学部なのです。

また、商学部では会計学も取り扱っており、この学部では公認会計士を目指す人がたくさんいます(ー_ー)!!

 

そして経営学部!この学部は明治が最初らしく、主に組織経営について扱う学部になっています。経営学部が無いところは商学部に包含されていることが多いです。

そして扱う内容は文字通り組織の経営学!企業などの運営について研究し、起業家を育てる!というわけです。自分も起業には興味津々なわけでありまして、この分野はとーっても魅力的だと思います。ただ、起業家というものは様々な学部から排出されており、医者や弁護士と違って特定の学部でないとなれない、もしくはなりづらいということはありません。そのため、経営学を学ばないと経営のノウハウは得られないし、起業は到底できない!、、、ということは無いのです。

 

 

2.政治学部はどこ、、、!?

さて、次のテーマは政治学部はどこ、、、!?です。確かに見かけないですよね?

政治学とは奥深いもので、学部にするほどではないと一蹴することはできません。ではどこで学ぶのか。

答えは大学による、です。なんだそりゃ。って感じですか?笑

どういうことかといいますと、政治学は法学部に含まれる場合と、経済学部に含まれる場合があるのです!分かりやすいように早慶を例にあげましょう。

例えば早稲田では政治経済学部が存在し、政治学は経済学と近いと捉えられます。確かに政治の動きは経済変動に強く依存し、その時の景気が政治を決めると言っても過言ではありません。

一方、慶應では法学部政治学科というものが存在し、政治学は法学部に包含されます。政治と法にも当然強い結びつきがあり、三権分立から分かる通り司法と行政・立法は切っても切れない関係にあるのです。

このように政治学は単体で学部として存在せず、法学部か経済学部と一緒に学ぶことになります。自分の学びたい内容を今一度考え、どちらに進めばいいか決めるといいとおもいますよ\(^o^)/

 

 

 

時間があればこちらの記事もどうぞ!!

慶應義塾やないかい

 

2022年 3月 27日 東進巣立ちます(大道)

こんにちは!早稲田大学商学部3年の大道です。

タイトルにもある通り、私は今年度いっぱいで東進を巣立つことになりましたので、最後に

①受験生時代にやって良かったこと

②これまでの大学生活でやって良かったこと(担任助手編)

③これまでの大学生活でやって良かったこと(大学生活編)

について書かせていただきます。最初から最後まで自分のことを書き続ける少々恥ずかしいブログになりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

これから受験生活、大学生活を迎える皆さんにとって少しはためになることが書けることを願って書きます。

①受験生時代にやって良かったこと

私が受験生時代にやっておいてよかったと感じることは「先を見据えること」です。ここでいう「先を見据える」対象は具体的には2つにわけられます。

1つ目は高校2年生の初めに見据えた、部活の引退時期です。私は高校1年生が終わり大学受験について少し考えた際、部活動の引退時期が高校3年の10月末であるということを鑑みて早めから勉強を始めようと決心しました。その結果、私は高校2年の4月から東進ハイスクールに通い、本格的に受験勉強を始めました。受験を終えて振り返ってみると、高校2年生の1年間に東進で全力で受験勉強に打ちこめたことが第一志望合格の大きな要因になっていると強く感じます。高校3年生の4月からクラスメイトが明らかに目の色を変えて休み時間も勉強し始める様子を見ても焦らないくらいには、この1年間で実力と自信をつけることが出来ました。

2つ目は高校3年生の夏前に見据えた、志望校合格に必要な力量です。高校2年の時から必死に受験勉強をしていて、どうしても早稲田大学商学部に行きたかった私は、高校3年の夏休み直前になってとあることに気づきます。

「どのように夏休みの膨大な時間を使うのが早稲商合格のために最も良いのかがわからない」

普段は学校と部活で多くの時間を取られながらなんとか時間を捻出して勉強にいそしんでいた私ですが、夏休みは部活動こそあるものの普段に比べると相当な勉強時間が確保出来ます。そこで、この膨大な時間を早稲商の合格以外の為につかうのはもったいないと思うようになったのです。勉強していない時間はもっての外ですが、勉強時間中も常に早稲商に向かっているのかを気にするようになりました。早稲商の合格のために必要のない受験勉強は意義が薄いと考えた私は夏休み前に早稲商の問題を解いて傾向を分析し、普段の勉強に反映させようと考え、夏休み前に過去問を解いてみることにしました。すると、以下のことがわかりました。

1.英語の実力は問題ないので、設問ごとの取り組み方を磨けば合格点が見込める

2.国語は語彙力の強化や特定の形式の設問の対策をしなくてはならない

3.日本史は簡単な単語でも前後のつながりから内容を多面的に説明できるようになる必要がある

これらを踏まえて方向性を定めて夏休みの勉強に取り組むことにしました。このことが私の受験生活においてとても良い影響をもたらしたと感じます。

②これまでの大学生活でやって良かったこと(担任助手編)

私が大学生活で担任助手としてやっておいてよかったと感じることは2年次のリーダー経験です。

先を見据えながら沢山の人に支えられ、運を味方につけてなんとか第一志望校に合格できた私は、この経験を後輩たちに伝えていきたいと思い、大学入学と同時に担任助手の仕事に就きます。大学1年生の時は初めて担当した生徒の指導に手一杯になりながらもがむしゃらに目の前の仕事をこなしていました。それはそれで楽しかったですが、「もっと視座を高めて仕事をしたい」「校舎、スタッフを引っ張っていきたい」と思った私は大学2年になるタイミングで校舎の受験生指導の中核を担うチームのリーダーになりました。最初は正しいと思ったことをできる限り論理的に伝えることを意識していました。客観的に正しいことを伝えれば人は動くと勝手に思っていたのです。しかし、その結果として上半期は大した成績も残すことが出来ず、コロナ禍で生徒もスタッフも鬱屈とした状況の中それぞれのスタッフが目の前のできることをこなしていくだけの校舎になってしまいました。そんな中、リーダーとしてまわりに沢山指示を出していくうちにとあることに気が付き始めます。

「正しいことを言うだけでは人は動かない」

半年もかけてやっとこんなにも当たり前のことに気が付くのです。それまでの私は「データに基づいて正しいことを言っているのになぜ動いてくれないんだろうか?」といった具合に不満を感じるだけで、「どのようにしたら周りの人は動いてくれるのか」というリーダーが考えることの1つ目のようなことについて深く考えることをしていなかったのです。思考を放棄して不満を感じることだけをしていたとは非常に愚かですね。今後このようなことがないように細心の注意を払って生きていきたいものです。ともあれ、私はこのようなことに気が付き、下半期からは相手に合わせて伝え方を工夫するようになりました。事実を正確に伝えればやる気になる人にはデータを示し、「正しいのはわかったけど、、」となるタイプの人には上手くいった後の生徒の様子がイメージできるような伝え方をするよう心掛けました。そんな工夫のおかげもあってか段々と校舎が思った方向に動いていき、結果として早慶合格者数を前年比約250%にすることに成功しました。

振り返りながら書いているので、バイアスが多分にかかっている気もしますが、言っていることは間違っていない気がするので許してください。

③これまでの大学生活でやって良かったこと(大学生活編)

私がこれまでの大学生活全般でやっておいてよかったと感じることはゼミでの研究活動です。

私は大学でビジネスモデルについて研究しています。具体的には、ゼミ生と一緒にビジネスモデルに関する書籍や論文を輪読したり、学んだ内容を活かしてビジネスモデルを創造する、つまり新規事業立ち上げも経験させていただいています。一般的にイメージされるような机に長時間向かう学術研究とは少し毛色が違いますが、座学で気が狂うほど学び、その内容を外の世界に行って試してみる、といったようなことをやっているのです。しんどいこともありますが、仲間と一緒に研究に没頭するというのは悪くない経験だなあと毎日思っています。

この「仲間と一緒に研究に没頭する」という経験ですが、繰り返しになりますが本当に悪くないです。最高と言っては言い過ぎな気がしますが、とても良いくらいは言っても良い気がします。なにせ大学時代にしか経験できないようなことで、直接的に自分の身になる、将来に活きるのです。高校生までは決められた科目の点数を上げるために勉強をしていましたが、大学の「研究」においては、やりたいことを好きなだけ追求することができるのです。これまでにないような種類の楽しさなので、是非皆さんに経験していただきたいです。

まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、まとめると

①受験生時代にやって良かったこと

→先を見据えること

②これまでの大学生活でやって良かったこと(担任助手編)

→リーダー経験

③これまでの大学生活でやって良かったこと(大学生活編)

→研究

といった内容でした。

一個人のここ数年間の振り返りでしたが、これから受験勉強に励む皆さんやこれから大学生になる皆さんにとって少しでも有意義な文章になっていることを切に願います。

こんなに長い文章をここまで読んでくださった方には心より感謝申し上げます。

 

藤沢校担任助手3年 大道海翔