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2022年 3月 27日 東進巣立ちます(大道)

こんにちは!早稲田大学商学部3年の大道です。

タイトルにもある通り、私は今年度いっぱいで東進を巣立つことになりましたので、最後に

①受験生時代にやって良かったこと

②これまでの大学生活でやって良かったこと(担任助手編)

③これまでの大学生活でやって良かったこと(大学生活編)

について書かせていただきます。最初から最後まで自分のことを書き続ける少々恥ずかしいブログになりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

これから受験生活、大学生活を迎える皆さんにとって少しはためになることが書けることを願って書きます。

①受験生時代にやって良かったこと

私が受験生時代にやっておいてよかったと感じることは「先を見据えること」です。ここでいう「先を見据える」対象は具体的には2つにわけられます。

1つ目は高校2年生の初めに見据えた、部活の引退時期です。私は高校1年生が終わり大学受験について少し考えた際、部活動の引退時期が高校3年の10月末であるということを鑑みて早めから勉強を始めようと決心しました。その結果、私は高校2年の4月から東進ハイスクールに通い、本格的に受験勉強を始めました。受験を終えて振り返ってみると、高校2年生の1年間に東進で全力で受験勉強に打ちこめたことが第一志望合格の大きな要因になっていると強く感じます。高校3年生の4月からクラスメイトが明らかに目の色を変えて休み時間も勉強し始める様子を見ても焦らないくらいには、この1年間で実力と自信をつけることが出来ました。

2つ目は高校3年生の夏前に見据えた、志望校合格に必要な力量です。高校2年の時から必死に受験勉強をしていて、どうしても早稲田大学商学部に行きたかった私は、高校3年の夏休み直前になってとあることに気づきます。

「どのように夏休みの膨大な時間を使うのが早稲商合格のために最も良いのかがわからない」

普段は学校と部活で多くの時間を取られながらなんとか時間を捻出して勉強にいそしんでいた私ですが、夏休みは部活動こそあるものの普段に比べると相当な勉強時間が確保出来ます。そこで、この膨大な時間を早稲商の合格以外の為につかうのはもったいないと思うようになったのです。勉強していない時間はもっての外ですが、勉強時間中も常に早稲商に向かっているのかを気にするようになりました。早稲商の合格のために必要のない受験勉強は意義が薄いと考えた私は夏休み前に早稲商の問題を解いて傾向を分析し、普段の勉強に反映させようと考え、夏休み前に過去問を解いてみることにしました。すると、以下のことがわかりました。

1.英語の実力は問題ないので、設問ごとの取り組み方を磨けば合格点が見込める

2.国語は語彙力の強化や特定の形式の設問の対策をしなくてはならない

3.日本史は簡単な単語でも前後のつながりから内容を多面的に説明できるようになる必要がある

これらを踏まえて方向性を定めて夏休みの勉強に取り組むことにしました。このことが私の受験生活においてとても良い影響をもたらしたと感じます。

②これまでの大学生活でやって良かったこと(担任助手編)

私が大学生活で担任助手としてやっておいてよかったと感じることは2年次のリーダー経験です。

先を見据えながら沢山の人に支えられ、運を味方につけてなんとか第一志望校に合格できた私は、この経験を後輩たちに伝えていきたいと思い、大学入学と同時に担任助手の仕事に就きます。大学1年生の時は初めて担当した生徒の指導に手一杯になりながらもがむしゃらに目の前の仕事をこなしていました。それはそれで楽しかったですが、「もっと視座を高めて仕事をしたい」「校舎、スタッフを引っ張っていきたい」と思った私は大学2年になるタイミングで校舎の受験生指導の中核を担うチームのリーダーになりました。最初は正しいと思ったことをできる限り論理的に伝えることを意識していました。客観的に正しいことを伝えれば人は動くと勝手に思っていたのです。しかし、その結果として上半期は大した成績も残すことが出来ず、コロナ禍で生徒もスタッフも鬱屈とした状況の中それぞれのスタッフが目の前のできることをこなしていくだけの校舎になってしまいました。そんな中、リーダーとしてまわりに沢山指示を出していくうちにとあることに気が付き始めます。

「正しいことを言うだけでは人は動かない」

半年もかけてやっとこんなにも当たり前のことに気が付くのです。それまでの私は「データに基づいて正しいことを言っているのになぜ動いてくれないんだろうか?」といった具合に不満を感じるだけで、「どのようにしたら周りの人は動いてくれるのか」というリーダーが考えることの1つ目のようなことについて深く考えることをしていなかったのです。思考を放棄して不満を感じることだけをしていたとは非常に愚かですね。今後このようなことがないように細心の注意を払って生きていきたいものです。ともあれ、私はこのようなことに気が付き、下半期からは相手に合わせて伝え方を工夫するようになりました。事実を正確に伝えればやる気になる人にはデータを示し、「正しいのはわかったけど、、」となるタイプの人には上手くいった後の生徒の様子がイメージできるような伝え方をするよう心掛けました。そんな工夫のおかげもあってか段々と校舎が思った方向に動いていき、結果として早慶合格者数を前年比約250%にすることに成功しました。

振り返りながら書いているので、バイアスが多分にかかっている気もしますが、言っていることは間違っていない気がするので許してください。

③これまでの大学生活でやって良かったこと(大学生活編)

私がこれまでの大学生活全般でやっておいてよかったと感じることはゼミでの研究活動です。

私は大学でビジネスモデルについて研究しています。具体的には、ゼミ生と一緒にビジネスモデルに関する書籍や論文を輪読したり、学んだ内容を活かしてビジネスモデルを創造する、つまり新規事業立ち上げも経験させていただいています。一般的にイメージされるような机に長時間向かう学術研究とは少し毛色が違いますが、座学で気が狂うほど学び、その内容を外の世界に行って試してみる、といったようなことをやっているのです。しんどいこともありますが、仲間と一緒に研究に没頭するというのは悪くない経験だなあと毎日思っています。

この「仲間と一緒に研究に没頭する」という経験ですが、繰り返しになりますが本当に悪くないです。最高と言っては言い過ぎな気がしますが、とても良いくらいは言っても良い気がします。なにせ大学時代にしか経験できないようなことで、直接的に自分の身になる、将来に活きるのです。高校生までは決められた科目の点数を上げるために勉強をしていましたが、大学の「研究」においては、やりたいことを好きなだけ追求することができるのです。これまでにないような種類の楽しさなので、是非皆さんに経験していただきたいです。

まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、まとめると

①受験生時代にやって良かったこと

→先を見据えること

②これまでの大学生活でやって良かったこと(担任助手編)

→リーダー経験

③これまでの大学生活でやって良かったこと(大学生活編)

→研究

といった内容でした。

一個人のここ数年間の振り返りでしたが、これから受験勉強に励む皆さんやこれから大学生になる皆さんにとって少しでも有意義な文章になっていることを切に願います。

こんなに長い文章をここまで読んでくださった方には心より感謝申し上げます。

 

藤沢校担任助手3年 大道海翔