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2020年 11月 2日 過去問分析ノートのすゝめ

こんにちは!早稲田大学文学部心理学コース2年三田村響です。

11月に入って、第一志望校の過去問はとりあえず1周解き終わり併願校の過去問に取り掛かり始めている人も増えてきたのではないでしょうか。

過去問分析ノート”というワードや存在は聞いたことがあっても、実際どのように過去問を分析していったらいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は過去問分析ノートについて実体験を踏まえながら、三田村の「すゝめシリーズ」第二弾!”過去問分析ノートのすゝめ”についてお話していこうと思います!

ちなみに前回の第1弾「スケジューリングのすゝめ」はこちらから見れますので是非!!

 過去問分析とは

そもそも過去問分析とは、その名の通り「過去問を分析すること」なのですが、なぜ過去問分析が重要になってくるのでしょうか。

孫子が残した言葉に「彼を知り己を知れば百選危うからず」とあるように、大学受験も彼(敵=大学の過去問)を知り(過去問研究)、己(自分の実力)を知る(分析する)ことで百選(受験)も危うからず(合格する)ということなのです。

過去問はただ解くだけでは時間も過去問ももったいないです!孫子のことばに倣って必ず復習&分析は徹底していきましょう。

では、過去問を分析する際にどこに重点を置けばいいのか。どういったポイントに着目して分析をしていけばいいのかをお教えしましょう。

分析する際のポイント

分析する際には、以下の4ポイントを意識してやってみましょう!

①大問毎にかかった所要時間と、全体の所要時間 / 目標時間

→過去問を解くときに大問ごとにかかっている所要時間を問題用紙等にメモしておきましょう。制限時間をオーバーしてしまった場合はオーバーした分の時間も記録。本番余裕を持って試験に臨めるように、制限時間マイナス5分で終わらせることを意識して目標時間を設定しておくと、本番同様の緊張感を持って過去問演習が出来ると思います。

②目標正答率と正答率

→過去の合格最低点をパスナビなどで見て、自分がどのくらい取れているのかを問題数÷正解数で算出し、どのくらい過去の合格者との差があるのかを毎回記録しておきましょう。

③出題傾向・形式

大学によって、また同じ大学でも学部によって出題傾向が大きく異なる場合があるので併願校など、志望順位があまり高くなくて過去問を解く回数が少ない大学の過去問ほど、出題傾向を自分のことばで記録しておきましょう。あとから見返した時に出題傾向が思い出しやすくなります。また、たくさん解いている大学の過去問でも急に形式が変わる場合も少なくないので、その場合も記入しておくとよいでしょう。

④反省点

ⅰ)時間配分・大問の解答順・理解度・ケアレスミス(自分がしやすいケアレスミスも分かったりします。)・現時点で自分に足りない力、等々について、過去問を通して感じた反省点を記録しておく。

ⅱ)各大問毎の得点と反省点

 

以上のポイントを意識して過去問分析ノート(キャンパスノートでもなんでもいいと思います!)に、記録しましょう。活用方法としては新しい年度の過去問を解く前に目を通して、前回の反省点などを意識したうえで過去問に取り組むようにしましょう!模試もそうですがただ解くだけではなんの意味もありません!!(ほんとに)

模試や過去問を解いたら必ず復習と分析をして、意義のある過去問演習にしていきましょう!

最後に僕が実際に使っていた赤本ノート(過去問分析ノート)を載せておきます。よければ参考にしてみてください!

最後に

受験本番まで残り3カ月ほどとなってきました。「まだ合格最低点に届いていない!やばい!」「併願校の過去問まで終わる気がしない!」と焦っている人もいるかもしれませんが、一旦落ち着きましょう。受験生は本当にまだまだ伸びます。なので、一回一回の過去問演習を大切にして、併願校の過去問についても一度自分がどのくらい解かなければいけないのかカレンダーに起こしてみると、計画的に解くことができると思います。

時間がない!と思うのであれば、時間は自分で生み出しましょう。

まだまだ勉強に使えるスキマ時間はあると思います。

最近土曜日・日曜日、開館時間から校舎に来ている人が少ないように感じるので今一度時間の使い方についても見直してみましょう!

 

藤沢校担任助手2年 三田村響