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2026年 2月 4日 東工大入試で計算ミス「ゼロ」を達成した、「見直し」の極意
皆さんこんにちは!
担任助手2年の福田です。

2月に入り、私大入試のラッシュが続いていますね。連日の試験、本当にお疲れ様です。

さて、今日は理系受験生にとって「永遠の課題」であり、合否を分ける最大の恐怖……「計算ミス」についてお話しします。
「解き方は合ってたのに、最後の最後で符号を逆にした……」
「単純な引き算を間違えて、大問まるごと雪崩を起こした……」
こんな経験、一度や二度ではないはずです。実は僕自身、受験生時代は「計算ミス製造機」と言っても過言ではないほど、ケアレスミスが多いタイプでした。模試のたびに「これさえ合っていれば……」と後悔していたのをよく覚えています。
しかし。第一志望である東京工業大学(現:東京科学大学)の入試本番。日本屈指の「計算地獄」であるあの数学の試験において、僕は計算ミスを一つも犯しませんでした。自信を持って解答欄を埋めた問題は、おそらく全て正解しました。
なぜ、ミス多発人間が、本番で「ミス・ゼロ」を達成できたのか?
「運が良かったから」ではありません。そこには、明確な「技術」と「ルーティン」があったからです。今日は、僕が実践していた「計算ミスを0にするメソッド」を全て公開します。明日からの入試で即実践できるものばかりです。ぜひ盗んでください。
1. 自分の「ミス・パターン」をリスト化する
「気をつける」という精神論では、ミスは減りません。僕がまずやったのは、過去問演習などで自分が犯したありとあらゆる計算ミスを分析し、「自分だけのミスパターン」を脳内に網羅することでした。
・部分積分のマイナスを忘れがち
・移行した時の符号ミスが多い
・急いで字を書くと0と6を見間違える
これらを自覚していると、試験中にアラートが鳴るようになります。式変形をする瞬間に、「あ、ここは俺がよくミスる『魔のポイント』だ」と気づける。「無意識の計算」を「意識的な操作」に変えること。これが第一歩です。
2. 「検算」ではなく「多角的検証」を行う
見直しをする時、ただ同じ計算をもう一度なぞっていませんか?それでは、同じ脳の回路を使っているため、同じミスを繰り返すだけです。僕が東工大入試でやっていたのは、計算力そのものを武器にした「多角的な検証」です。
① 定性的なチェック
出てきた答えが、問題設定から見て「妥当な数字か?」を疑います。例えば、
・確率なのに1を超えていないか?
・面積なのにマイナスになっていないか?
・物理なら、答えの次元(単位)は合っているか?
「計算結果」と「感覚」のズレに敏感になることが重要です。
② 極端な値を代入する
整数値を含む式なら、n=1,2…を代入して具体例と一致するか確かめる。関数なら、x→∞やx=0の時の挙動が、グラフの概形と矛盾していないか確認する。これなら数秒で致命的なミスを発見できます。
③ 逆ルートで計算する
因数分解したなら、展開して元に戻るか確かめる。積分したなら、微分して被積分関数に戻るか確かめる。
「一方通行」ではなく「往復」することで、ミスの確率は激減します。
3. 「一行変形、二往復確認」の極意
これは特に記述式や、時間に少し余裕がある大学(東工大など)で有効なテクニックです。
僕は本番中、式を一行変形するごとに、「書いて、見て、戻って、確認」というプロセスを挟んでいました。1行書いてから「よし」と次に進むのではなく、その1行が本当に正しい論理で繋がっているか、その場で瞬時に検算する。
「最後まで解いてから見直そう」とすると、ミスがあった時に戻る時間が膨大になります。「進むための見直し」ではなく、「確定させるための見直し」をしながら進むのです。
最後に:計算力は「メンタル」も支える
ここまで徹底的な対策をしていたからこそ、本番当日の僕は「これだけ確認して進んでいるんだから、絶対に間違いない」という強烈な自信を持っていました。
その結果、不安に足を取られることなく、極限の集中状態に入ることができました。計算ミスをなくすことは、単なる点数確保だけでなく、「本番中のメンタル安定剤」になります。
明日からの入試。解き終わった後に「見直し」の時間を作るのではありません。ペンを動かすその一瞬一瞬に、「見直し」の魂を込めてください。
皆さんが、その実力を1点もこぼすことなく解答用紙に叩きつけられることを祈っています。最後まで油断せず、緻密に、大胆に攻めてきてください!
担任助手2年 福田勇人
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