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2023年 5月 4日 なぜ今過去問を解かなきゃいけないの?解説します!!
皆さんこんにちは!東京外国語大学3年の猪俣です!
スペイン語専攻と書いてありますが、もうスペイン語はやっていません。
東京外国語大学には国際社会学部と国際日本学部、言語文化学部の三学部がありますが、国際社会学部は2年生で言語から解放されるのです。その代わり国際関係や政治学、地域研究など自分のやりたいことに専念できます。
友人は少ないですが最近大学が楽しいです!!写真は外大の最寄り、多磨駅です。
さて、本題に移ります!
今日のテーマは「この時期に過去問を解く理由」です。
みなさん、志望校別HRを覚えていますか?
ここから徐々に過去問を解き始めていこう!という話をしましたよね。
下の図は早慶上智会で使用したスライドの抜粋です。
例えば共通テストは6月末までに英国社5年分、私大の過去問については得意科目から開始させていきます。
夏休みが終わるまでには共通テスト、二次・私大両方とも10年分終わらせます。
覚えていましたか?叩き込んでくださいね!(笑)
このスケジュール、見てびっくりした人もいるかもしれません。
またこれを見てくれているあなたが東進生出ない場合、もっとびっくりするかもですね!
なぜこの早い時期に過去問をやらなければいけないの?
まずは共通テストの話です。
1.これはそもそも早くない!!基準を中高一貫生・浪人生へ!
2.過去問で実力を測るのではなく実力を伸ばす!!
3.本番どんな問題がでる?これからどんな対策が必要?敵を知るため!
まず1について。
公立高校に通っている子は早い!と思うかもしれませんが、私立の中高一貫は高2のうちに受験範囲を終えている学校が多いです。とすると高3の春には過去問を解ける状態。
さらに上位大であればあるほど浪人生と戦わなければいけない確率が高まります。
浪人生は去年すでに過去問を何年分も解いてきた猛者たちです。
みなさんはただでさえ時間がないので、コツコツと解いていく必要があります!
次に2について。
高校受験を経験したみなさんは、過去問は仕上げのイメージがあるでしょう。
実際に私も生徒のときそう思っていました。
しかし!共通テストは問題の質が高いので、解いているだけで勉強になります。
例えば!
英語ならあの長文を80分で解き切るための速読力は過去問を解くしかありません!
数学も誘導に乗って問題を解くコツは過去問を解いて身に着けますし、問題のレパートリーも増やすことができます。
世界史は縦ではなく横のつながりが問われるので、問われたところを手掛かりに横のつながりを勉強することができます。
このように、過去問は仕上げじゃない!解きながら実力をつけていくことが大事です。
最後に3です!
過去問を夏休みが終わった後に解いたとします。
思っていたのと全然違った!こんなはずじゃなかった!
そうなったらせっかくたっぷり時間がある夏休み、無駄にしてしまっていますよね。
そうではなく、夏休みの前に過去問を解くことでどんな問題が出るか、どんな対策が必要かがわかります。
その対策をしつつ、過去問を解きながらそれが潰せているか確認していく。
これが早期にできればできるほど最高ですよね!
以上3点です!
もちろんまずは基礎が完成していることが前提ですから、このGW!まだ間に合います。抜け漏れないかチェックしましょう!
次に二次・私大の過去問についてですが、理由は共通テストの3番目のものと一緒です。
特に特徴的な問題の場合、ほかの人と一緒の勉強をしていてはいけません。
私は二次試験が英語と世界史の二科目だったのですが、英語は150分の長丁場、400字の英作文という狂気的な出題、世界史も500~600字の記述問題というなんとも大変なものでした。
特に英語は4月に初めて解いてみましたが、自分はこんなものを解けるようにならなければいけないのだという焦りと、もっと英語を頑張らなければという気持ちが芽生えました。(最初は5時間くらいかけて解きました笑)
それ以降、英語の構文の参考書を買ったり、記述対策の講座を追加させてもらったりとその後の勉強に生かすことができました。
皆さん、過去問をこの時期に解き始める理由がわかりましたでしょうか。
今度、過去問の復習NG集を作ってみなさんが見れるようにします。お楽しみに!!
それではまた!
担任助手3年 猪俣