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2021年 11月 26日 これだけで完璧!?現役生による法政大学人間環境学部の紹介

こんにちは!法政大学人間環境学部3年の坂井晴と申します!

今回は、私が通っている大学の、「人間環境学部」略して「人環」についてご紹介します。

どのような学部なのか、入ってから分かってきた隠れた魅力などを中心に、ご紹介していきます!

法政大学の受験を検討されている方や、人環について詳しく知りたい方は是非最後まで読んでみてください!

(法政大学 ボアソナードタワー26階の窓からの景色)

人間環境学部とはどんな学部か

学部理念

「人間環境学部は、〈モラルサイエンスへの自覚〉とともに、〈人間と環境の共存〉を基底的な価値としながら、〈人間と人間の共生〉にかかわる諸価値を含む統合的な持続可能性を、学際的かつ総合的な見地から、教育・研究・社会貢献の各事業を通して探究することにより、学部の社会的責任(Faculty  Social  Responsibility)を果たす。」(法政大学HPより引用)

人環の特徴として、昨今注目されている持続可能性を理念に掲げていることが挙げられます。そしてさらに、その探求を学問からだけでなく事業目線から学ぶことができることができます。在籍されている教授の中には元ビジネスマンだった教授も多く、実体験ベースな解説を聴くことができるため、包括的な学びを得ることができます。

 

学年度別カリキュラム

(法政大学HP カリキュラムツリーより引用、画像にURL有)

人間環境学部のカリキュラムはとても複雑です。簡単に説明すると3つの工程に分かれています。

①1年生では分野に囚われず自分の興味関心に沿って履修することができる。

ー法政大学は他学部の授業も履修しやすい大学のため、人間環境学部であっても国際文化学部の授業を受けることができます。

②2年生では「コース選択」「ゼミの開始」がある。上記の5つのコースがあり、1年生で関心を持った分野を深く学ぶ。

ーコース選択をすると、コース内の授業を規定された単位分履修する必要があるため、1年生ほど自由度はなくなります。しかし、より深い講義を履修することができます。

ーまた、人間環境学部では2年生からゼミが始まります。ゼミは教授と最も距離感の近い機会であるため、より密に、長期的に学びたいと思う学問を選ぶ必要があります。

③3年生はあまり変化はないものの、ゼミでの責任が増えたり、授業がより難しくなっていく。

ー自分の興味関心が固まる時期なので、分野は限定していく学生が多いです。しかし、幅広く履修することも可能です。

 

私が人間環境学部に受験を決めた理由

12月まで絞れなかった志望校

私は高校3年生の7月まで部活動の大会があったため、本腰の勉強は周りに比べて遅れてしまっていました。夏休み後の模試でも目標点を達成できなかったことから、ますます勉強時間を増やしてしまい、志望校のことについて考える時間を取ることができませんでした。勉強するのは大学に入るためなのにも関わらず、その大学について知る時間を取ろうとしないのは、矛盾している行動ですよね。担任助手になり、担当になった生徒も同じ行動をしていることから、隠れた受験生あるあるなのかな、と感じています。

最後の決め手は〇〇だった!?

そんな私が人環を選んだ最後の決め手は「多様性」でした。シンプルに、「学びたいことが見つからないから、大学に入ってから考えられる学部に進学しておこう」といった考えから選択しました。多様性には2つの軸があり、「学べる内容」と「在学している学生」のどちらも当てはまります。学部の特徴として、学びを限定していないことが挙げられることから、そこを志望する学生も限定されていないのではないかと思います。

入る前と入った後のギャップについて

マイナスなギャップ

多様性の弊害として、本当に多様な授業が展開されていることから、興味のない講義を履修してしまえば、大変つまらないことです。法政大学は前期と後期それぞれで授業を選択するため、つまらない授業を履修してしまうと半年間束縛されます。

プラスなギャップ

興味関心が無限大に広がることです。多様なのは教授も同様で、マニアックな学問を長年研究している稀有な教授がいたりします。私は変わった講義が好きだったこともあり、1~2年生はそのような講義を積極的に履修し、新しい発見がありました。印象に残っているのは「環境倫理」の授業です。難しそうに聞こえるかもしれませんが、この講義は日常に存在する当たり前な環境に倫理的視点で疑問を投げかけ、議論を重ねることで新たな学びを得ることが目的です。「動物園の動物は虐待と同義ではないか?」「整形することに対する世間の認識に、なぜ違いが生まれるのか」などです。

 

ここが良い!入ってよかったと今、私が思っている理由3選!

①授業の圧倒的なバリエーション

人間環境学部の「人間」と「環境」に分けて、理由を説明します。

「人間」は、心理学、哲学などのオーソドックスな学問全てを対象にしており、どの学問も初級から上級まで用意されています。

「環境」は、自然などの皆さんがイメージするものに限りません。人間関係の中の環境や、組織の中の環境など、多くを対象としています。

網羅性に関しては、他大の人と話していても優れているようです。

②自由だからこそ選りすぐり!魅力のゼミ

人間、自由すぎると積極的に活動できないものです。ある程度、自分自身を縛る環境に身を置くことで、毎日を頑張ることができたりします。私は2年生から「国際法」ゼミに所属し始めました。選んだ理由は「最も厳しいゼミ」であることと、「教授がとても魅力的」だったことです。ゼミの特徴として、数年かけて同じメンバーで勉強し続けるところが挙げられます。イメージとしては高校のシステムに似ていますね。長い間一緒に過ごす人を決めることになるので、ゼミ選びは慎重にすることをお勧めします!

③一番面白いのは必修授業!?一流に触れられる「人間環境セミナー」とは

人間環境学部には「セミナー」たるものが存在します。私はこの授業がとてもお気に入りで、その理由は「現場で働いている一流の社会人がゲストスピーカーで登場する」からです。学ぶ内容は医療系から死生観まで、多種多様です。これは学部の特徴が出ていると思いますが、関心が広い人には特に楽しみにしていてほしいです!

 

どんな学生におすすめ?坂井流「こんな学生が入るべき!」

①将来の夢、やりたいことの方向性が全く決まっていない文系学生

現時点で将来のやりたいことが決まっていない人は、大学受験において限定するべきではないというのが私の持論です。大学の学びは高校までとは一変し、自主的に学びに行こうとすれば何でも学ぶことができます。そのため、高校までの知見で大学できる学べる範囲を限定するべきではないと、私は考えています。なので、迷っている受験生はとにかく一度、大学のHPを確認して欲しいです!

②留年だけはできない!安定性を求める学生

意外と知られていないのですが、人間環境学部は履修規定がとても緩いです。なので、大学受験を頑張った東進生ならば、卒業に必要な単位は容易に取得できると思います!

➃MARCH×東京キャンパスが絶対条件な学生

法政大学のキャンパスは二種類に分かれており、人間環境学部は市ヶ谷キャンパスという東京飯田橋にあるキャンパスです。私は大学に行くなら東京と決めていたので、この立地を求めている学生にはとてもおすすめです。

 

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