音楽聴取のすゝめ 〜ながら勉強って実際どうなの?〜 | 東進ハイスクール 藤沢校 大学受験の予備校・塾|神奈川県 東進ハイスクール藤沢校|神奈川県

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2021年 2月 3日 音楽聴取のすゝめ 〜ながら勉強って実際どうなの?〜

こんにちは!明治大学理工学部4年の中川瑞稀です!

今日はタイトルの通り、勉強時の音楽聴取についてお話したいと思います!

 

イヤホンや携帯プレイヤーが普及して手軽に音楽が聴けるようになり、さらに最近ではワイヤレスイヤホンを使ってストレスフリーに音楽が聴けるようになっていますよね!

 

皆さんは、勉強時に音楽を聴く、いわゆる“ながら勉強”をしていますか?

“ながら勉強”に対してどういったイメージを持っていますか?

 

集中できない」「効率が悪い」などの印象を持っている人も多いのではないでしょうか?

勉強時の音楽聴取について様々な研究がされていますが、意外にもメリットがいくつかあると言われています!

 

[1] ながら勉強のメリットとは?

メリットその1  リラックスできる

音楽の種類によっては、心理的にも生理的(脳波や唾液など)にもリラクゼーション効果が期待できると言われています。勉強中にリラックスすることが、良いか悪いかは場合によると思いますが、勉強の合間の休憩時には音楽を聴いてストレスを解消すると良い効果が期待できますね!

メリットその2  モチベーションUP

単純作業の場合はやる気が持続して作業量があがる、という研究結果が得られています。作業の種類や音楽の種類、またその組み合わせによって効果にムラがあると思いますが、退屈な場合には音楽を聴いてみると効率が良くなるかもしれません!

メリットその3  周囲の騒音をシャットダウン

音を流すことにより、別の音をかき消す効果を”マスキング効果”と言います。トイレの流水音などは身近な例になると思います。

どうしても、周りがうるさい中で勉強をしなければならないときは、何か音を聴くことで集中できる環境がつくれることもあると思います。

[2]ながら勉強のデメリットとは?

デメリットその1  妨害感

音が鳴っている状況は、作業をするにあたって妨害感を与えているといわれています。心理的な面だけでなく、生理面(脳波等)でも影響があるという結果が得られています。

特に、音に意識をしないようにしている時ほど、予測できる音が強く妨害感を与えるという結果が得られています。

ただ、その研究では作業量に大きな差はなかったので、効率の面では影響はあまりないと言えるかもしれません。

デメリットその2  正答率低下

言語情報を含んだ記憶課題や計算課題において、音楽を流すことで無音状態と比べて正答率が低下したという研究結果が得られています。

日本語の歌詞が影響していると考えられているので、特に国語や社会などの日本語の長文を読まなければならないような科目では、歌詞のある音楽は避けた方がいいかもしれないですね。歌詞のない音楽であれば比較的影響が少ないと考えられているので、検討してみるといいと思います!

[3]その他の影響

習慣による個人差

メリットやデメリットがあると記述しましたが、”ながら勉強”の効果について習慣による個人差もあると言われています。普段聴いている人ほど、音楽聴取の効果を得やすい場合があるみたいです!逆に聴いていない人は、妨害感を感じやすいというアンケート結果が得られた実験もあります。

聴いていないと落ち着かない!と感じたら、勉強内容によっては音楽を聴いた方がいいこともあるのかな、と思います。

カクテルパーティー効果

カクテルパーティー効果とは、「音声情報を無意識に選択して聞き取る」ことです。例えば、カフェなどでたくさん人が雑談している中でも、会話している相手の言葉が聞こえる現象はカクテルパーティー効果です。選択して聞こえる音は、周りの音より音量が大きくない場合でもこの効果が発揮されます。

勉強しているときに音楽を聴いてしまうと、無意識的に音楽を選択して聞き取ってしまうこともあるので注意が必要です!

文脈依存効果

文脈依存とは、「符号化時(覚える)と検索時(思い出す)の文脈が記憶成績に影響を及ぼす現象」のことです。つまり文脈依存効果とは、なにかを「覚えるとき」と「思い出すとき」の環境が同じ場合の方が、異なる場合よりも思い出しやすいということです。文脈依存効果は、水中と陸上で比較した例が有名ですが、BGMにおいても効果が確認されたという研究結果があります。

暗記をするときに音楽を聴く場合は、アウトプットの時にも同じ音楽を聴くようにすると定着しやすいのかも・・・?

 

 

ここまで色々書きましたが、本番の集中力を保つためには、できる限り本番に近い環境で演習をすることも大事だと思います!

うるさくても、静かでも、好きな音楽が鳴っていても良い演習にはならないのではないでしょうか。最近では、いろいろな種類の作業用BGMが手軽に聴けますよね!

「試験会場 音」で検索してみると、120分や50分などのタイマーの役割も備えた環境音が見つかると思います!リラクゼーション効果などは得られないと思いますが、本番の緊張感を味わいつつ集中できるのではないでしょうか??

音楽や環境音や無音などの音環境をうまく操って、快適で効率の良い受験生活を送ってください!

 

ちなみに、なぜこんな話をしたのかというと、私の卒業研究のテーマが作業時の音楽聴取に関連していたからです!建築音環境という分野では、知的生産生に音環境が及ぼす影響の研究が多くなされています。建築学科にいるから必ず設計をするというわけでもないです!学科の中でも研究内容の選択肢は多岐に渡ります。

志望する分野がある程度定まっている皆さん!ぜひ、教授ごとの専門の研究内容を調べてみてください!

 

ちょっとした雑学で長く書いてしまいました!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!

 

藤沢校担任助手 中川瑞稀